忍者ブログ

2010
08
24

月の涙

晩酌の時間になったので、ビールを片手に庭に出る。普段は日本酒で晩酌をするのだが、暑い夏はビールがうまい。


芝生に足を踏み入れる。いつもながら柔らかい感触が心地よい。コオロギがチルルル、と鳴いている。


心を充たすファクターに事欠かない私の庭ではあるが、今日は何かが足りない。芝生や薔薇や草花たちをうっすらと照らす光がない。


そう。満月の夜だというのに、今日の空は厚い雲に覆われているのだ。


あぁ、ついてないな、と思いながら、それでも空を眺めると、突然、ボタボタと雨粒が落ちてきた。ほんの数秒。


雨粒はそれっきり。


きっと月の哀しみが雲に染みこんで、私の庭に雫を落としてきたのだろう。



私は月ではないけれど、歌う仲間たちに光を照らしてあげたい。だけど眼下にはたくさんの雲が漂っている。これらの雲はどうすれば祓うことができるのか。何年やっても、解決を重ねてきても、やはり雲は拭いきれない。


難しいなぁ。


庭を歩くと、バラがちらほら咲いていて、ふわりふわりと香りを漂わせている。夏のバラは、花は小さく香りも微妙だ。そしてすぐに散ってしまう。あとひと月もすれば、また素晴らしいバラが咲き始める。


立ち止まらず、筆を休めず描き続ければ、きっとまた美しい花が咲く。


こんな日は、「夏の名残の薔薇」でも聴こう。美しいバイオリンの名手の演奏で。



拍手[2回]

PR

2010/08/24 (Tue.) Comment(0) 指揮者の独り言

2010
08
23

虫の声

月の光に誘われて、夜、ふらーっと庭に出る。


柔らかい芝生の感触を楽しみながら歩く。月をぼんやり見上げ、夜の静寂に耳を澄ませてみる。


恋する虫たちの声。


美しい歌声だ。私は虫が大っ嫌いだけど、虫の声は大好きだ。歌声でライバルを圧倒し、歌声で大好きなあの子をゲットする虫たち。


私には大好きなあの子をゲットできるような歌声はないけれど、美しい歌声に魅了されて無条件で恋してしまう習性があるかもね~、とかなんとか←




虫の声をBGMに、また空を見上げ月を愛でる。たしか今日の月は月齢14。明日が満月。



明日の夜は、庭で晩酌をしようかな。


拍手[1回]

2010/08/23 (Mon.) Comment(0) 指揮者の独り言

2010
08
21

Nコン県大会

銀賞。


悔しさをバネに、だ。いいところもあったが、少々雑味が強かった。連盟コンまではあと一週間だけど、じっくり取り組んでみよう。


県を抜けたのは真岡女子高。客席で聴くことができたので感想を記しておこう。


声。十分に訓練されていてさすがは全国区。ただ、音色については真女の持ち味である透明感がやや失われ、なんとなく深い紅が混じりつつあるような印象を受けた。これが今後いい方向に向かっていくのであれば吉、なのだろう。


やや鳴りが悪かったのは、人数を減らしたためか?聴くところによると、もう一つの金賞校である矢板東は鳴りがよかったようだ。残念ながら矢東の演奏を聴くことができなかったので比較はできないけれど、やはりある程度の「鳴り」は必要なのかもしれない。


真女のもう一つの持ち味である「緻密さ」は健在だった。なにかそこには、2~3年生の意地のようなものが見え隠れしていた。素晴らしい「意地」だ。全国を制した者だけが持ち得るものだと感じた。


真女の演奏聴いて、トンカチで頭を殴られた気分になった。本当に素晴らしい。ディクション面もクリアしているし、生徒たちのプライドがいい音楽を醸し出している。


ただ、如何せん。。。(真女の子たちでこのブログを見かけた子がいたら、ここから先の文章はぜひ明日への糧と受け止めて欲しい)


音楽に若干、自信がないのが見え隠れしていた気がする。日々の練習で音楽に光を照らされていないのだろうか?次はどうすればいいの、どう歌うの、という迷いが感じられた。


関東から抜けるためには、やはりここのところは重要。栃木県が誇る全国区真女の迷いのない歌を今後期待したい。





ところで、大会後、4人の信頼する面々からそれぞれ各校の感想(本校も含めて)を聴いたのだけど、四者四様だった。それだけ接戦だったのは確かなのだろうけれど、とにかく私は真女の演奏を聴いて、頭をトンカチで殴られた気分になったのだった。


うーむ、負けたくない。マイナーチェンジを繰り返し、一歩一歩近づいていこう。生徒たちがどうすればもっと伸びるのか、研究しなくちゃな。


まずは一週間、とことん取り組んでみよう。


拍手[7回]

2010/08/21 (Sat.) Comment(2) 勤務校

2010
08
20

発表会

OG1年生たちが遊びに来てくれたので、今日はコンクール直前発表会を強行。


聴衆がいると、なぜかいつも通りに歌えないもの。また、真剣勝負をしようとすればするほど、細かい失敗にうろたえてそれが積もり積もって全体が崩れるもの。


これを克服できるかどうかが鍵。


先輩たちがアイスの差し入れをしてくれたので、みんなでごちそうになってから発表会スタート。


露営のともしび。
うーん、ピッチが悪い。ピッチが悪いと、音楽に身が入らない。

Hodie Christus natus est。
これもピッチが悪い上に、縦の線が合わない。


しかし、この2曲はNコン後に本腰を入れる曲なので、この程度の崩れ方ならまぁ仕方がないところ。大きなミスはなかったし、いいところもあった。


Ave maris stella。
冒頭のピッチはまぁまぁ。ただ、下の支えが若干弱い声なのが気になる。その後の流れはそこそこ良かったが、クライマックス直前の不協和音部分のハモリが今ひとつ。ここを制しないことにはこの曲は料理しきれない。練習ではなかなかよい音がなっていたのだが、やはり聴衆を抱えると魔物が現れる。ただ、全体的にはなかなかの出来映え。


いのち。
これはちょっとグダグダだったけれど、いつもの50%ぐらいには歌えたかな?曲がいいので、そんな出来でも先輩たちは「おー!」と感嘆の声をあげてくれたようだ。


先輩たちのオフィシャルの感想は、「声の鳴りがよい」「パートがひとつになっている」「ぞくぞくした、涙腺崩壊しかけた」など。


「声の鳴り」だけでは元気の良い合唱団で終わってしまうのだけど「パートがひとつに」というコメントには救われた。これこそ、今のコーラス部に求めているものなので、何気ないコメントにこういう言葉があったということに安堵感を覚える。


先輩たちの非オフィシャルの感想。「不協和音があるのですか?不協和音ならいいんだけど、不協和音じゃないのならおかしいかなぁっていうところがありました」と言った内容。


うーむ。これはドンピシャなアドバイスだ。きっと、Ave marisの不協和部分のことなのだろう。少しでも崩れると、自信のないサウンドになってしまう。さすが先輩たち、これを察知したのだろう。


不協和音は、自信を持って鳴らすのが吉。思い切りぶつけるのが吉。


特にアルト1が難しい。声の鳴りのよいパトリと、ピッチのよい2年生がタッグを組んで持ちつ持たれつの音を出してくれれば、きっとクリアできる。1年生は、先輩の音を聴いて声を出している。先輩たちの「自信」にかかっているな。


ソプラノ2も難しい。自信を持って音を出さないと、すぐにアルト1の音程に吸い寄せられてしまう。


とにかく、ここが最大の山場であることは確か。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


卒業生たちの近況をそれぞれ聴いてみた。みんなしっかり道を歩んでいるようでひとまず安心。


ひさかたぶりなのに、なぜだか昨日までコーラス部にいたような錯覚に陥ってしまうのはなぜか?たった一年しか共に時を共有していないのにね。


卒業生も現役生も、みんなみんな、可愛い可愛いコーラス部員だ。みんな、光り輝く人生を歩んでいって欲しい。幸せになって欲しい。イケメンで高収入のダーリンをゲットして欲しい。


部員やOGに囲まれて、今日はとってもハッピーな一日となった。


拍手[2回]

2010/08/20 (Fri.) Comment(0) 勤務校

2010
08
18

Mehr Licht!

勤務校の自由曲で、個人的に暗譜があやふやな部分があるのでさっきまで机の上でリーディング。コンクール直前ともなると、楽譜を眺めるとすぐに勤務校なりL団なりの声が頭の中に鳴り響く。


ただし、かなり浄化された状態で鳴り響くのでクセモノだったり。


今日の部活。昨日と比べてずいぶんと整理された音が鳴った上に、練習の雰囲気がよいので、活を入れるような練習にはせず、いい雰囲気を活かしつつ練習を展開。


これだけ練習を積んでいるのだ。自信たっぷりで本番に臨んで欲しいものだ。もちろん、課題はまだまだ山積み。だけど、課題がなくなることなんてないのだ。上には上がいるし、音楽に最終形はないのだから、現時点で最高の音楽を奏でられるよう、毎回毎回、真剣勝負をしていくのが吉。


ところで、今日の練習の最後にふと思った。この子たちは、自分たちが歌う音楽を、音符レベルできちっと理解しているのかどうか。そこでちょっと問いかけてみた。楽譜を適当に開き、その頁をあてずっぽうに指さす。差した小節の音楽について、そこがどういう音楽でどう表現すればいいのか答えられるかどうか、と。部員たち、半分くらいは自信を持っている印象。


自分たちが歌う音楽に光を照らすのが指揮者の役目。夏の練習ではそういう練習をしてきたつもりなので、それがそこそこ生きてきているのかもしれない。とにかく、なんだかわからないけれど・・・的な部分がないよう、もっともっと光を照らしてあげないといけない。


また、もっと緻密に、もっと精密に音楽を作り込まないと、県内の強豪校に太刀打ちできない。イコール、関東では通用しないし、全国なんて夢のまた夢だ。


それにしても生徒たちは本当によくやっている。ひたむきさが素晴らしい。如何せん、自分たちは二番目、三番目だ、と無意識に思い込んでいる面があるところが惜しい。もっとプライドを持とう。高嶺の花になる勢いでいい。


「あなたたち、私の前にひざまずきなさい。」

↑これくらいの気概があっていいかも♪




さぁ、明日はOG1年生たちが応援にやってくる。後輩たちをたっぷり励ましてくれるに違いない。


拍手[2回]

2010/08/18 (Wed.) Comment(0) 指揮者の独り言

プロフィール

HN:
♪うっちい
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1971/03/23
趣味:
ガーデニング

カレンダー

04 2012/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

リンク

カテゴリー

フリーエリア


↑アマゾンで商品検索!

最新コメント

[02/05 うっちい]
[02/04 北斗七星]
[08/31 ユデン]
[08/31 うっちい]
[08/31 ユデン]

最新記事

最新トラックバック

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

カウンター

アクセス解析