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2017/07/25 (Tue.)

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音を聴くということ

録音した自分の声を聴いて、「え?これが私の声?」って思った経験は、きっと多くの人にあるかと思う。


歌声ばかりでなく、話し声も然り。


高校生の頃、自分が演奏するピアノ曲をテープに吹き込んで聴き直すという作業をしたことがあったけれど、自分では悦に入って弾いているその音楽が、驚くほど下手糞な音楽になってしまっていて愕然としたことがあった。


指揮者になってもうずいぶん経つけれど、自分が棒を振っている集団の音楽を、リアルタイムで冷静に聴けているかというとそうでもない。本番はもちろん、練習のときだって、一旦、脳みそにあるフィルターにかけられてから処理されてしまう。


きっと、指揮者になりたての頃よりはましになっているとは思うのだけど、どうしても、自分の理想の音楽が脳みそにあるため、その音楽と今鳴っている音楽がミックスされてしまうのだ。


また、あまりに理想とかけ離れている場合、自分で一緒になって声を出して歌い振りをしてしまい、ますますリアルタイムの音がわからなくなってしまう。


最近ではこのことをよーーーーーーーーーく理解している(つもり)なので、なるべくリアルタイムの音を注意深く聴こうと努力している。


私は自分もプレーヤーでありたいと思っているので、ピアノも弾くし歌も歌う。そういうプレーヤー的な立場で、音を注意深く聴こうとしてみると、あることに気がつく。


自分たちが今、奏でている音楽を注意深く聴こうという行為。案外これって出来ていない。演奏する前の自分の思いはあるけれど、ひとたび声が出てしまったら、後は放置。これが多くのプレーヤーなのかもしれない。


自分が奏でている音楽を注意深く聴く。そうすると、不思議なことに、より美しく音楽を奏でようと心が動く。


そこに、音楽を自己満足で終わらせず、他者にその感動を伝えようとする意思が産まれる。


より美しく、より大きな感動を、自分も感じつつ、それを人へ。


音を聴く、という行為には、実はそういう大きな夢につながる要素があるんだなぁ。


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2010/06/06 (Sun.) Comment(0) 指揮者の独り言

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