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2017/07/25 (Tue.)

2010
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06

夏の日の薄暮

我が家の和室は風通しがよくて、夏の暑い日も夕方になるといい風が通り抜けてゆく。その風が心地よくて、今日は和室とリビングの境界あたりに陣取り、リビングの光をたよりにしばし読書。


和室の電気は点けずにいた。ふと網戸の外に目をやると、すでに日は沈んでいる。夕刻の藍色が世界に拡がり、向こうの方で家々の明かりがぽつぽつと、それとときどき車のヘッドライトが見え隠れしている。


蒸し暑い真夏の、それでも時折風がとおる、この薄暮の刻。


ふと、小学2年生のときに兄と二人でお邪魔した大阪の親戚のマンションを思い出す。大阪は大都市で、幾棟も立ち並ぶ巨大なマンションに圧倒されたし、マンションを取り囲むように立ち並ぶスーパーや飲食店にも驚いたものだった。


マンションのお風呂が手狭だという理由で、親戚家族と一緒に近くの銭湯に出かけた。このときの薄暗さと気温と湿度が、今の我が家の網戸から眺める夕刻に似ている。そんなふうに感じる。


部屋を出て、お堀の脇の道を歩きながらみんなでしりとりをした。おじさんがマンションの方を指さして、あそこがうちの部屋だよ、と教えてくれたものの、え?どこどこ?と全くわからなかった。お風呂からあがったあと、サイダーを飲んで極楽な気分になった。


今思うと、私はあの頃、いろんなことを感じていた。うんと幼い頃から、色とか音とか人々の動きとか、そういった事象にすごく敏感だった気がする。今現在も変わり者だから、きっと「三つ子の魂百まで。」という言葉はウソではないのだろう。


それにしても、もう30年も前の出来事を、一部分ではあるけれど、リアルに思い出すことができるというのは面白い。普段は忘れ去っている思い出が、こうして時間や大気の雰囲気でよみがえる。


そしてよみがえった思い出を、頭の中で反芻させてノスタルジーにひたるのも、悪くないものだ。


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2010/08/06 (Fri.) Comment(0) 指揮者の独り言

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