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2017/10/18 (Wed.)

2010
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07

なんのために歌うのか

最近、少々無理をしても体を壊さないので天狗になっていたら、ついに風邪をひいてしまった。声が出ない。練習でテンションをあげようにも、声に力が入らない。


午前中は勤務校の練習。県大会に向けて、より緻密に音楽を仕上げるための領域に入りつつある。そんな音楽体験をほとんどしたことのない生徒たち、特に一年生は、きっと当惑気味だろうけど、当惑させる暇のない勢いで練習を展開している。


心配なのは、つらい練習でへとへとになってふと我に返ったとき、「私はなんのために歌うのだろうか」と考えて、その結果マイナス思考になってしまわないか、ということ。


この「何のために○○するのか?」という命題ほどやっかいなものはない。なぜならそれはとても個人的なことであるし、かと思えば宇宙的ですらあるから。


自分は何のために生まれてきたのか。これと同じくらい難しい命題だ。


この命題に対する答えは、とってつけたようなものでよければいくらでも用意できるし、それらで説き伏せる自信もなきにしもあらずだけど、そんな回りくどいことをするのは正直言って馬鹿臭い。


自分が何かのために生まれてきた、と思うことって実はものすごいうぬぼれではないだろうか?それは他人が評価することであって、自分が思い込むものではないはず。何のために生まれてきたわけではない。ただ単に生を受け、ただ単に生きているだけだ。


そして、主体的に生きているように感じてはいるけれど、実はただ単に生かされているだけであり、そこに掴みうる真実なんて存在してはいない。もしかすると、死ぬときに真実に出会うのかもしれないけれど、そこまでは予測できない。


こう考えてみると、「なんのために歌うのか」って思うことって、なんだかとってもナルシスティックだし自己中心的な思考だと思えてくる。


歌が好きだから、合唱が好きだから、あるいは、友だちが誘ったから、または、ただ単に成り行きで、など、いろんな理由はあるだろう。さまざまな理由とさまざまな立場で合唱をはじめた。


きっと、何かとてつもない大志を叶えるために合唱の道に入ってきた人なんて、ほとんどいないだろう。「俺は世界を変えるために合唱をはじめた」とか、真剣にそう思っている人がいたら、今風に言えばむしろ、キモい。


そう、われわれは何かのために歌っているのではないのだ。もちろん、歌った結果が何かのためになることはありうる。しかし、歌っている今、声を発している今は、「何か」のために歌っているのではない。


いや、そう言えば「何か」のために歌っているかもしれない。そうだ、「音楽」のために、「歌」のために歌っているのかもしれない。


音楽を聴いて、ぞくぞくっという感動を味わう。演奏しながら感動して涙を流す。こういう瞬間のために、音楽をやっているのかもしれない。


・・・・


自分自身への戒めのために記しておこう。「なんのために・・・」という考えが芽生えたら、自分を叱ろう。「おまえ、自己愛も甚だしいぞ。そんなことを思う暇がないほど、わき目もふらずに努力しろ」と。





さて、夜はL団の練習だった。もう、ほとんど声が出なくてぼろぼろの私。ところが、きつーいことを言われながらも、いきいきと歌うL団の面々を見ていると、大人だなぁって感じる。


勤務校の可愛い生徒たちのことは無条件で愛しているけれど、大人なL団の面々もやはり素敵だなぁと、今日はつくづく感じた。


とは言え、今のままで満足していてはいけない。もっと上のステージへ!!!

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2010/08/07 (Sat.) Comment(0) 指揮者の独り言

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