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2017
06
27

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2017/06/27 (Tue.)

2010
10
24

ポリーニ ベトベ後期ソナタ

於:サントリーホール
もろもろの事情で今日はB席。右斜め上付近。


ポリーニ。若干、腰がまがったおじいちゃんになっていた。袖から登場した姿を見て、涙が出そうになった。20年ほど前、大学の先生の家に遊びに行った際に見せてもらった、ルドルフゼルキンのレーザーディスクを思い出す。腰の曲がった、歩様のあやしいゼルキンだが、ピアノはシャンと弾いていた。それに似た光景が、今目の前に。。。


そうだよなぁ。俺もそろそろ四十歳。ポリーニも歳を取るわけだ。


ポリーニ、おじぎをしてピアノに座るやいなや弾き始める。30番の軽やかな第一主題が、ショパンのように聞こえる。30番、31番、32番と休憩なしのコンサート。あっという間の1時間とちょっと。アンコールのバガテルを含め、素晴らしい音楽を満喫させてもらった。



サントリーホールの照明が、ポリーニが持ち込んだピアノと彼の周囲にだけあたる。ポリーニは、ヒトという存在を通り越して、もはや「音楽」そのものになっていた。私はステージにポリーニを観ていたのだろうか?それとも音楽を見ていたのだろうか?ポリーニというピアノ弾きから奏でられるベートーヴェンの後期ソナタ。なぜだか私は、ポリーニを聴いているという意識ではなくなってしまっていた。


そこにあったのは、音楽そのものだ。ベートーヴェンでもなく、ポリーニでもなく、音楽そのものがそこにはあった。


私がイメージするベートーヴェンとは、また若干異なる味わいのベートーヴェン。私がイメージするポリーニとは、2~3ミリずれた感じのポリーニ。この違和感が私の心に革命を引き起こす。


脳みそではなく、心が音楽を受け止めた感じ。今日のポリーニのベートーヴェンは、ひと言で言えばそんな音楽であった。


ただ、未だによくわからない。今日私はポリーニを聴いたのか、それとも、音楽を聴いたのか??


ああ。私も、音楽そのものになりたい。生まれ変わるなら、音楽に生まれ変わりたい。


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2010/10/24 (Sun.) Comment(0) コンサートレビュー

2010
06
13

第47回栃木県合唱祭 その2

その1の続き。



聴くことができた団体のうち、いくつかの団体の感想を。


栃高。

K先生の棒がよい。彼らは、その幸せを感じながら歌っているのだろうか?非常に心地よい高田三郎だったのだけど、何か、若々しい邪念があるようにも感じた。もっと先生の棒を信じて歌えば、ランクアップできる印象。



作新。

O magnumは、なんとなく音楽の流れに停滞感を感じる。4つに振らず2つに振れば流れるのではないだろうか。生徒たち、心から歌っている印象。ただ、それが姿勢に悪影響になってしまってはいけない。腰から上はシャンと構え、もっと声を深く出すとよくなる。



アラカルト。

勤務校の前の団体。舞台袖で聴く。楽しそうに歌っていて、音楽的にも上質でなんだか和めた。



宇都宮合唱団。

本部のモニターで聴く。少々、頑張りすぎな声が聞こえるけれど、温かい音楽。K先生のお人柄が表れている音楽。なんだか一緒に歌いたくなる音だった。



宇女高。

顧問の先生がそんなこんなで不在。でも、そんなことをおくびにも出さない、堂々とした演奏。声もよい。ただ、この曲は難しすぎる。頭脳明晰な彼女たちをもってしても、料理しきれなかった。いい指揮者のもとで勉強すれば、何かいい形を残せるかもしれないが、指揮者なしでは少々、難しいかもしれない。


矢板東。

冒頭の男声、すばらしい。たった6人でも気合い十分。あと二人いるといいのだけど。ただ、女声がちょっと弱い。弱いと言っても、十分関東レベルではある。音楽は、なんとなくだけど、細かすぎる。もっとおおまか、おおらかな音楽で良いのではないだろうか?ただし、この学校にこの選曲はベストな印象。夏の大会の最有力候補の一つだろう。


ちなみに、この矢東高から大女までは理事長と一緒に客席で聴く。


大高。

私の母校。木下牧子の「春に」。もっとテキストを読み込まないと。母校だからちょっと辛口に言うけれど、歌ってそんなに生やさしいものではない。しかもこの曲は、天下の谷川俊太郎だ。もっと詩を読み込んで、適切な表現を!ただ、なんだか母校の生徒たちが、Y先生の伴奏でがんばって歌っている姿に打たれた。。。


合唱団あき。

男声の音がもっと正確になれば、かなりいいサウンドになるのではないかなぁ。女声は、核になる人をもっと信じて音を作るのがいいと思う。私、ここの指揮者をやっていたことがあるので、ちょっと厳しめにコメント。。。


真女。

アルトの厚みが足りない。昨年はソプラノのピッチが悪いことがあったけれど、今年は安定感がある。パレストリーナは、真女ならもっとうまく演奏できるはず。青さんのスモールワールドは楽しかった。もっとはじけてもよいけれど、なんというか、真女っぽくてよかった。ぜひぜひ、関東を抜けて全国に行って欲しい。県連事務局長の願い。みんなガンバレ!


栃女。

露営は、音楽が停滞してしまった。コンマ5拍子のところ、もっと先生をつついて、いい音楽を創らなくては。先生は素晴らしい音楽家なのだから、合唱でも素晴らしい音楽家にしてあげよう。それはみんなの力にかかっている。kekkonenも然り。一度、先生にピアノで弾いてもらっては?きっと目から鱗のはず。みんなの顧問の先生は、海外でリサイタルを開くほどのピアノの名手なのだから。


大女。

私にとって、今日のピカイチはココ。素晴らしい。1曲目ラトビアのサウンド、秀逸。感動。2曲目、男声4部を女声でここまで。しかも指揮なし。すばらしい。


宇高。

バード3声のSanctusは良かった。プーランクは今ひとつ。きみたちの顧問は全国区。B部門で全国を目指してみないか?10月まで部活をやっても、君たちの頭脳ならきっと志望校を合格できる。どうか、もっと情熱を燃やして欲しい(^^)



フライハイト。

少々乱暴な気もしたけれど、エネルギーを感じる演奏。



陽南中。

こんなに部員がいるというのは素晴らしい。大塚愛ちゃんの課題曲、きっと苦労するだろうけれど、気楽に歌ってね。Nコンの課題曲ってこんなもの。次の曲、すばらしかった。エネルギーを感じた。



以上、聴くことができた団体のうちの一部の感想です。

本部のモニターで聴くのがもっぱらだったこと、本部では、さまざまな業務をこなしながらの視聴だったこと、そういった理由で、聴いた全団体のコメントは書くことができません。悪しからず。。。




楽しい合唱祭だったことは間違いない。来年は、もっと楽しい合唱祭にしたいものだ(*^_^*)





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2010/06/13 (Sun.) Comment(0) コンサートレビュー

2010
04
29

デュトワ+フィラデルフィア

4月27日、デュトワ+フィラデルフィア管弦楽団のコンサートに行ってきた。場所はサントリーホール。


いつもながらシャルル・デュトワはカッコイイ!私は、指揮者は美しくなくてはいけないと思っている。音楽は、もちろん、耳で聴くものだけれど、ライブとなるとビジュアルも重要な要素となってくる。音楽は素晴らしいのだけど、指揮者がビジュアル的に美しくない。これって、どうしても違和感を感じてしまう・・・・って、完全に個人的意見なのでご容赦を。。。


すらっとした脚、ノーブルな目鼻立ち、華麗な棒さばき、どれをとっても一流。それがシャルル・デュトワ。


演目はストラヴィンスキーの2曲。火の鳥と春の祭典。私がストラヴィンスキーにはまったのは大学4年生頃だった。ブーレーズのストラヴィンスキーを毎日何回も聴いていたなぁ。たぶん、CDを1000回は回したに違いない。特に春の祭典は、学生時代に授業でピアノ連弾をやったこともあり、思い入れが深い曲のひとつだ。


全体の印象をひと言で言うならば、「宝石」のような演奏だった。


キラキラと輝いている演奏。


統率の聴いた弦楽器群、切れ味バツグンの管楽器群。そして何よりも秀逸だったのは打楽器群。はげあたまの小柄なおじさんの太鼓はGJだった。


惜しむらくは、圧倒的な迫力、を感じる箇所が少なかったことか。そこかしこに宝石がちりばめられているけれど、ストラヴィンスキーの音楽の迫力が、ふりそそぐ隕石のように聴衆に降り注ぐ時間を、もっともっと長く欲しかった。


いや、迫力がなかったわけではない。ffは確実に聴衆に届いた。だけど、あと数秒でいいから、その迫力を維持して欲しかった。


だが、これは「わがままを言えば」的なコメント。全体的には素晴らしい演奏で、わくわくしっぱなしのコンサートであった。


アンコールはシベリウスの「悲しきワルツ」。デュトワが日本語で「カナシキワルツ」と甲高い声でアナウンスしたことに感動♪



いや~。今年もいいコンサートを堪能することができた。ここのところ、ブログを更新することすらままならないほどたて込んでいた。時間休までとって無理矢理でかけたコンサート。私の一ヶ月のお小遣いよりも高いチケット代。それもこれも、こんなに素晴らしい演奏に出会えたのだから、もう何も言うことはない。


音楽を愛好していてよかったと思えた瞬間だった。。。








・・・で、翌日のコンサート、アルゲリッチはなんとドタキャンらしい(^◇^;)

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2010/04/29 (Thu.) Comment(0) コンサートレビュー

2009
11
15

コール・エッコ第21回定期演奏会

栃木県南の雄、コール・エッコの定演。さすが、客入りも上々な様子。私はL団の練習が控えていたため、1ステのみ拝聴。


優しい声作りが好印象だった。女声の方が人数は多めだけど、男声も10名を超えるメンバー。声量のバランスは整っていて、とても素敵だった。


初谷先生の棒をはじめて拝見。理知的な棒を振る方だなぁ。インスブルックは棒と音楽がマッチしていた。バロック以降のドイツ物を振らせたら水を得た魚的な棒をお振りになるのではないだろうか。


『初心のうた』も聴きたかったので、後ろ髪ひかれる思いで会場を後にする。


勤務校コーラス部の部員たちは全ステージ聴いたかな?少々、無理矢理聴きに行かせた面は否めないけれど、何かを少しでも感じてくれればそれでいいのだ。感じた心が、来年のわれわれの定期演奏会に、必ずや活きてくる。


コーラス部、今日はそんなこんなで練習時間はほとんどとれず。発声の後はJ-POPを歌った。アンコンの練習はつらい。そのつらさに耐えてこそ、結果は伴い、ご褒美に「自信」という勲章がいただけるのだけど、本当につらいとき、人は何に救われるかって、共に戦う仲間とのコミュニケーションだ。トーンとかチューンとかディクションとか、そういったことを半々にして思いっきり歌える歌があれば、歌を歌うことで仲間とコミュニケーションを楽しむことができるのだ。


そう思って、本当は時間を惜しんでアンコンの練習をしたいのだけれど、J-POPを歌ってみた。ところが案外音が難しかったようで、四苦八苦σ(^◇^;)。まぁ、人生、そんなもの(笑)


部活終了後、エッコのコンサートまで少々時間があったので、最近よく生徒にリクエストされるEXILEの弾き歌いをこっそり練習。ところが、3年生二人が実はこっそり聴いていたようで、なんだか恥ずかしかった。


まぁ、なんだかんだでこの子たちには癒される。大好きだなぁ。コーラス部の子たちのおかげで、私は毎日がんばれる。思えばこの子たちがいなかったら、コーラス部がなかったら、私は勤務校に異動できなかったのだ。私にとって特別な存在、それがコーラス部だ。



そして、そのきっかけを作ってくれたのはG団であり、きっかけを膨らませてくれたのがL団。


つくづく私は幸せ者だ(*^_^*)




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2009/11/15 (Sun.) Trackback(0) Comment(0) コンサートレビュー

2008
11
06

テミルカーノフ指揮チャイコフスキー

昨日の続き。


庄司紗矢香のチャイコンは第一部、第二部はチャイコフスキーの第4番でした。コンチェルトでは非常におおらかな音楽だなぁと感じたテミルカーノフでしたが、第4番の1楽章はアインザッツから違っていました。何か、さきほどの彼とは違うオーラがみなぎり、冒頭のパッセージはあたかも遙か彼方から突き刺すように伸びてくるレーザー光線のよう。私はその光線にすぐに射貫かれてしまいました。


弦楽器の精度の高さは言うまでもないもの。さすがは名門、サンクトペテルブルク。そして今回は何よりも、管楽器群がすばらしかった。圧倒的、という言葉がぴったり。これでもかこれでもかと言わんばかりに、ほとばしるようなサウンドが襲いかかる。ホルンが特にすばらしい。一瞬、ホルンのテンポがゆるんだように思えた部分がありましたが、それすら一つの個性と化していました。


2楽章の物悲しい旋律。私は、こんなに悲しい2楽章を未だかつて聴いたことがありません。そしてこんなすごいルバートは滅多に聴くことができないのではないかと思いました。何しろ、弦楽器群が息をぴったり合わせてメロディーを歌いまくるんです。心に鳥肌が立つような錯覚を覚えました。


3楽章はユニークなピッツィカート楽章ですが、この規模のオケでこの楽章を聴くと本当に楽しくなります。コンバスだけでも5プルト。第1ヴァイオリンにいたっては9プルト。それが、左から右へと、ポンポンポンポンとピッツィカートのウェイブ。3楽章が終わって、いそいで弓を持ち直す弦楽器群、あまりにもたくさんの面々が急いでいるので思わず笑いそうになりましたが、それも束の間、さっそく4楽章がジャーン!と。。


テミルカーノフ、ちょっと体調が思わしくないと聴いていましたが、このテンポを聴いた限りでは「そんなことないのでは?」と思えるくらいの快調さ。それでもオケは正確無比に、あの細かいパッセージを弾ききる。すごい!感動だなぁ(*^_^*)


アンコール1曲目はエルガーの『愛の挨拶』。音量をコントールした演奏がまた見事。そしてアンコール2曲目はくるみ割りのトレパック。チャイコプログラムだし、アンコールはチャイコかなと思っていましたが、トレパックで締めくくったのもかっこよかった。


久しぶりに、オケのコンサートで十分な満足感を得ることができたコンサートでした。ブラボー!指揮者テミルカーノフ、70歳だそうです。そうは見えないなぁ!!


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2008/11/06 (Thu.) Trackback(0) Comment(0) コンサートレビュー

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♪うっちい
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46
性別:
男性
誕生日:
1971/03/23
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