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2017/07/25 (Tue.)

2010
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クロード・モネ

先日、半分仕事で横浜に行ってきた妻が、耳を疑うようなことをのたまった。


「モネの絵を見て、いいなぁ、と思った。」


!Σ( ̄□ ̄;)??


昔から、美術館や美術展に連れて行くとものすごくつまらなそうな表情をし、銀座の画廊でニーマンの絵を真剣に欲しがった私に、異星人を見るようなまなざしを向けた妻が、モネに興味を!?


美ヶ原高原美術館である絵に心打たれて立ち止まっていた私を置いて、すたこらずーっと先の方まで歩いていってしまったその人がそんなことを言い出したので、ああ、あと2年ほどで地球は滅亡するという予言があるくらいだしなぁ、そんなこともあるかもしれないなぁ、と、私にとっては一つの奇異な事件となった。


モネの何の絵に興味を持ったのか尋ねてみると、どうやら睡蓮シリーズらしい。「モネ自らが育てた睡蓮」というのに琴線が触れたようだ。


私は、つい最近まではモネの絵にはあまり心が動かなかったのだけど、花を愛するようになってからはモネの評価が私の中でぐんと高くなった。作品のほとんどが風景画。花を愛する藝術家。光の陰影のすばらしさ。


彼の作品に人物を中心としたものはあんまりない。ただ、彼の妻カミーユを中心に、日傘とかジャポネーゼだとかを描いている。わたし的には、ジャポネーゼよりも日傘の方が好き。なぜなら、人物すら風景化しているから。。。


何はともあれ、絵に全く興味を持たなかった妻の心を、一時的であるにせよ奪ったモネの絵。人の心を奪うということ。感動させるということ。ハッと思わせるということ。これは、藝術家に課せられた使命だ。


かと言って、藝術に触れて心が動いたから、その人の人生が好転するのかというと、そういうものではない。そんな打算的なものではない。


もっと根源的なものの延長上に、藝術はあるような気がする。


人はかつて、まるまる太った羊を見ておいしそうだと感じ、心がときめいた。「美」という文字は、「大きな羊」と綴る。おいしそうな果実を欲し、稲や小麦を生産し、花を愛で、草木を愛するようになった。


男は女を見て美しいと思い一緒になりたいと思う。女は男を見て心を焦がして一緒になりたいと思う。


夜になると、心地よく休みたいと願う。


そういった根源的な欲求。その延長線上に藝術はある。そんな気がしている。そんな藝術に携わる機会の多い私、それを食い扶持にしている私、多かれ少なかれプレーヤーである私。藝術家の端くれとして、なみなみならぬ思いで作品と対峙していかなくてはならない。


モネに興味を持った妻のひとことを聞いて、そんなことを思う。


その妻、「同じ美術館にあった作品でも、日本人の名前がある絵はなぜか興味がわかないのよね~。」


うーん。きっと彼女、モネの絵に「鈴木太郎」とか名前が付してあったら、きっと興味を持たなかったに違いないσ(^◇^;)


それを思うとちょっと心配になる。私の名前「内田等」はかなり平凡だ。藝術家として、「内田・クロード・etc」とかに改名した方がよいだろうか???


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2010/07/05 (Mon.) Comment(0) その他

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